トゥルリ

ウッドベル不動産

2009年02月18日 21:55






イタリア半島の長靴のかかとに位置する、アルベロベッロ。
前から一度言ってみたいと思っている場所です。
ここは世界遺産にも登録されていて、かわいいとんがり帽子をかぶったような石造りの家が立ち並んでいる街なんです。
この家のことをトゥルリといいます。






この町の歴史は16世紀までさかのぼり、当時家屋には税金がかけられ、領主はそれを王に納める必要がありました。しかしこの地に町を築いた領主は、税金を逃れるため、視察が来てもすぐに取り壊せ、その後また復旧ができる「石造りの家」を民衆に造らせたと言われています。
また雨が少ないというこの地域の知恵として、岩盤の穴に貯蔵する手法など、地域に根付いた環境共生をうかがうことができます。

現在もこのトゥルリに住んでいる方たちがいます。
ただ、石壁のため、家具などを自由におけないという理由で、ここから出て行かれる方もいるそうです。
一方では、ずっとここでの生活に憧れて、この村に移り住む方もいるということ。

今ではトゥルリがホテルにもなっていて、とても快適におしゃれにリゾートな気分で楽しめそうです。


おとぎの国のようですね~







その地域の環境や歴史によって、世界には様々な住宅事情があり、それが美しい景色となり、私たちを魅了してくれます。
そんな世界の景色を、また少しずつご紹介していきたいと思います



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